ログふじちゃん

オタク女の日記

【スタァライト】第5話だけで良いから見てくれない?

2023年9月24日23:59まで、YouTubeで少女☆歌劇 レヴュースタァライトが無料公開されているので、見て「運命」を手に入れよう!

youtu.be

 

スタァライトが好きだ。周りの人にもできるだけスタァライトを観てもらいたい。

ただ、アニメは全12話。

人の時間を「とりあえず12話見て!」と奪うのはあまりにも横暴だと思う。

そこでお願いがあるんだけど・・・

第5話だけ・・・

第5話を1本だけ見ていただけないでしょうか

 

偶像崇拝をしていて、

推しのことが大好きで、

でも推しには推しの独立した人生があり、

自分はただの観客で、

推しの人生の縦軸に関わることがない、

その事実が虚しくてたまらないあなたに言っています。

私は狂いオタクに5話を見せ、露崎まひるの味方を増やしたくてたまらないのだ。

Q.いきなり5話だけ見て、話わかる?

A.私がなんとかするから任せてください。

スタァライト5話スターターセット

もうYouTube無料公開終了時刻まで時間がないので、私が主観で作ったもので申し訳ないが、「これを読めばなんとなくいけるか。」というざっくりした説明をさせてもらう。

スタァライトは「聖翔音楽学校(以下:聖翔)」という演劇高校の「俳優育成科」が舞台となっている。主人公たちは聖翔の99期生の生徒で、キャラの性格や設定で忘れがちになってしまうことがあるが、この学校に入れている時点でかなり優秀な俳優の卵、舞台少女である。

メインキャラは9名。

でも5話を見るに当たっては3人わかれば大丈夫!5話を見るしかない!

5話の人物相関図はこんな感じ

カスの絵でごめん

端的に言うと「新規TOは古参オキニに絶対に勝てない」という話がスタァライト5話である。

これはネタバレだが、5話で行われるレヴュー(そういうのがある)のタイトルは、『嫉妬のレヴュー』

もう私たちは露崎まひるへの感情移入を止められないのだ。

もう少しちゃんと説明すると以下のような感じ。

露崎まひる(つゆざき まひる

5話の主人公。周りに比べてキラめき*1が劣っていると感じている。華恋が「好き」。華恋とは寮の部屋が同室で、日頃から身の回りの世話をしている。自分には何もないと思っているが、華恋の役に立っているときは自分に価値を感じている。

愛城華恋(あいじょう かれん)

本作の主人公。幼い頃に幼馴染と観た戯曲スタァライトに衝撃を受ける。

幼馴染が家庭都合でロンドンへ引っ越すことになり離れ離れとなるが、幼馴染との約束を果たすため、運命を信じて俳優を志す。5話までの間で周りの同級生に比べスキルが劣っている描写がある。身の回りのこと全てをまひるに手伝ってもらっていた。幼馴染が帰国し聖翔に転入してきたことがきっかけで意識が変わって生活態度も改まる。

神楽ひかり(かぐら ひかり)

華恋の幼馴染。幼い頃に華恋と戯曲スタァライトを観た。ロンドンのすごい演劇学校から聖翔に転入してきた。すごい学校から来てるのでひかり自身のスキルも高く、同級生たちに緊張が走っている。反面で生活スキルは低い。寮では華恋、まひると同室になった。

レヴューっていうのがある

レヴューって言うのが始まるが、「これはそういうものなのだ」と一旦飲み込んでほしい。学校の地下のなんでもありシアターが舞台少女のキラめきに応じて舞台装置とかを動かしてくれる。そうなんだ。

レヴューは殺陣のスキルで戦っているように見えるが、実際は言葉や感情のぶつけ合いでも戦っている。何が起きているのかわからなくても、戦っているキャラクターがどういう心情なのかはわかると思う。

レヴューの勝敗は俳優としてのスキルだけで決まるものではなく、かなり気持ちの面でブーストがかかる。「スキルはこっちの方が高いのにどうしてこっちが勝ったの!?」みたいなレヴューがあったら、その子の気持ちの変化に注目して見返してみるのも楽しいと思う。まあ今はとにかく5話を観て欲しいが。

君はもう嫉妬のレヴューを見たか(※以下は5話のネタバレ)

「元に戻ってよ、神楽さんが来る前の華恋ちゃんに」

「お寝坊してよ、遅刻してよ、また私に、お世話焼かせてよ!」

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初めて見た時このセリフに衝撃で頭を打たれてしまった。

まひるのキラめきは華恋なのである。

まひるは自分がいないと華恋の生活が成り立たない日々を愛おしく思っていた。

三者に価値を見出し、何もない自分に価値を見出せるようになる。これって私のオタク行為にも言えることかも。

まひるが華恋に涙目になりながら「私はもういらないの?」と問い、「華恋ちゃんがいないと何もできない」と縋るシーンは私も感情がかき乱されてめちゃくちゃ泣いた。

そして華恋はまひるが何も持っていないと言うことを否定し、まひるの良いところを挙げていく。

そんな悲しいこと、言わないでよーーー😭

それって遠回しに、私に縋らないでって言ってるよね?😭

狂いオタクじゃない人はここで素直に感動するのかも・・・

ここだけ見るとすごく良い話に見えるけど、私は「じゃあひかりが同じこと言って来たら華恋はどう答えていたの?」と思ってしまう。

同じことを言ってくるわけないから、ひかりが好きなの?

嫉妬のレヴューは、可愛らしいセットで他人のレヴューに乱入しながらコミカルに進んでいく。他の同級生たちの鬼気迫るレヴューに嫉妬のレヴュー組が入ってくるとみんな呆気に取られているが、これもまひるの恋心って側からみると茶番に見えてるのか・・・」とかなり落ち込んだ。

嫉妬のレヴューに胸を打たれた皆さんはぜひ、レヴュー曲(レヴュー中にかかってる曲)の『恋の魔球』を歌詞を見ながら聴いてみて欲しい。まひると華恋の関係は、まひるだけが一方的に運命を信じている。

【運命㊙️情報】

そんなものはない

じゃん😭

スタァライトにだけは運命があるけど、スタァライトにも運命が存在しない場合がある。

カラオケで恋の魔球歌って『ねえ 私だけをみててよ』あたりからガチ泣きしたことがある*2

 

レヴュー前、ひかりに「全部持ってるくせに華恋ちゃんまで奪わないで」と、ロッカールームで懇願をするシーンも胸が締め付けられる。

5話だけではわからない部分だけど、ひかりにもひかりの背景がある上で「奪うとか、簡単に言わないで」と返しているのだが、こっちも簡単に言ってる訳じゃないよね、まひる・・・(※感情移入が5億になっています)

自分よりもなんでも持っている人が自分の好きな人まで持っていくの、マジでなんなんだろうな。

狂いオタクは皆露崎まひるであり、露崎まひるじゃない

ここまで散々まひるに共感してきたが、最後の最後でまひるは華恋の助言を聞き入れて前進を選び、私たち狂いオタクと決別する。

説明の際も触れたが、聖翔に入れている時点でかなり優秀。まひるは自分には何もないと言っていたが、綺麗事じゃなく持っているものはあるのである。

華恋はまひるのことも見てはいるけど、華恋はひかりが出てくるとひかりのことしか見えなくなる場面がある。まひるにその状態になることって後にも先にも一回もない。嫉妬のレヴューの最中ですらクロ*3に隙を突かれたひかりに気とられてんだから。

華恋は自分の存在こそをキラめきとするまひるに、まひる本人にキラめきがあることを思い出させてまひるの背中を押している一方で、自分はひかりとの約束のために戦っている。まひるって、華恋の人生の縦軸に関わらせてもらえないんだ・・・

私はまひるに「幸せになってほしい」とは言えない。まひるは華恋と幸せになりたかったと思うし、華恋となら不幸になっても良かったんじゃないのと思うから。華恋と別々に幸せになってというのはまひるが完全に納得できる幸せではないと思う。

まひるは俳優としての幸せを拾うために別の幸せを手放さなければいけないキャラクターだ。戯曲スタァライトだなあ・・・

そうやって俳優として前進したまひるがEDで歌う『Fly Me to the Star』で泣くのをやめられない。

こちらも歌詞を見ながら聴いてほしい。歌詞の最初は『私 ずっとあなたを見てた』だ。

そうだよねえ😭(※感情移入が5億になっています)

もう時間がないので、急いで5話を見てめちゃくちゃな感情の日曜日を過ごそう。

まひるの話をもっと色んな人としたい。

なぜまひるは華恋を好きになったのか

アニメシリーズ1話の時点でまひるは華恋が「好き」であるという描写があるが、経緯については語られていない。

なぜまひるは華恋を好きになったのか知りたい人は、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア』で描かれているので是非読んで欲しい。

オーバーチュアは「スタァライトを楽しむ上で知っておいたほうがいいな」というエピソードがめちゃくちゃ描かれているので本当に読んで欲しい。

そして、「愛城華恋ってひかりが来るまで堕落した生活態度だったのに、どうやって聖翔に入ったの?」と思った人は、オーバーチュアと併せて劇場版を見てほしい。

アニメシリーズは既に堕落した生活態度の華恋から始まっているので、アニメの序盤を見ても謎は深まるばかりだが、劇場版を観ると特に入学の経緯がよく分かる。

一周目私は華恋にめちゃくちゃ興味がなかったが、今は普通に好きなので、何度か見たり華恋を知っていくことで気持ちが落ち着いてくるかもしれない。

スタァライトで乱れた情緒をスタァライトで鎮めてほしい。

ではぐちゃぐちゃな感情の日曜日をお過ごしください。

スタァライト、最高‼️

*1:スタァライトにおいて観客を魅了する力、魅力度のようなものだと私は思っている。

*2:カラオケに行く時は基本1人

*3:5話でひかりがレヴューしていた相手